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「チームの質の差」5戦連続不敗の神戸、首位に力負け

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[8・28 J1第24節 神戸0-4G大阪 ホームズ]

 ヴィッセル神戸はホームでガンバ大阪に0-4で完敗。浦和、横浜FMを下すなど4連勝を含む5戦無敗と好調だったチームは6戦ぶり、そして8月初となる黒星を喫した。

 神戸公式サイトによると、和田昌裕監督は試合後の記者会見で「やはり1位のチームと、何とか一桁順位を狙おうと頑張っているチームの質の差というのが、正直、ゲームを振り返って一番感じた部分です」と無念の言葉を発した。

 荒れたピッチでもミスせずに攻める相手となかなかボールの落ち着かせることができなかった神戸との差。それでも神戸はMF大久保嘉人やFW吉田孝行が攻撃の起点となり、SB石櫃洋祐がPAへ飛び込む場面もあった。0-1のハーフタイムには相手ディフェンスラインの背後へ飛び出すタイミングを確認し、押し込んでいた時間もあった。ただ後半10分にカウンターから痛恨の2点目を失うと、その後も反撃に出たところを逆襲されて計4失点。試合終盤には交代出場のFW有田光希がスペースを突くドリブルから右足シュートへ持ち込み、同じく交代出場のMFホジェリーニョの右クロスに有田が飛び込むなど決定機もつくり出したが、最後までゴールが遠かった。

 和田監督は「この敗戦をしっかりと受け止めて、今回は切り替えのための時間がありますので、身体を休めるとともに、頭の中もクリアにして、2週間という時間を巧く使い、もう一度チームを修正をして、次のリーグ再開に向けて準備をしていきたいと思います」。現在の順位は9位。目標の一桁順位を守るためにもホームで喫した屈辱の敗戦を糧に再び勝ち点を重ねる。

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