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栃木は土壇場で愛媛に追いつかれ、2位浮上のチャンス逃す

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[8.28 J2第26節 愛媛2-2栃木 ニンスタ]

 3位栃木SCは2度リードを奪うも追いつかれ、愛媛FCと2-2で引き分けた。この日の試合で2位・徳島が敗れたため、勝利していれば2位へ順位を上げるチャンスだったが、後半ロスタイム5分の失点でドロー。徳島と勝ち点41で並び、3位をキープするにとどまった。

 前半29分、栃木が得意のカウンターからチャンスをつくった。波状攻撃で仕掛けると、最後は左サイドへ走り込んだFWサビアの折り返しを受けたFWリカルド・ロボが右足シュート。ロボの5戦ぶりゴールで栃木が先制に成功した。

 しかし後半36分から試合は大きく動き出す。愛媛のFW齋藤学が持ち前のスピードに乗ったドリブルから果敢に突破。PA左から仕掛けると、豪快に右足を振りぬいた。グラウンダーのシュートはゴール左へ決まり、愛媛が1-1の同点に追いつく。何としても勝ち点3の欲しい栃木は再びリードを奪おうと奮闘。するとわずか4分後、またもカウンターからロボが決定機を迎えた。PA内右から攻め込むと相手DFをかわし、最後はGKを振り切ってシュート。自身2点目のゴールで栃木が2-1と2度目のリードを奪った。

 このまま栃木が逃げ切るかと思われたが、愛媛が執念をみせた。終了間際のロスタイム5分、愛媛の左クロスをGK武田博行がファンブル。こぼれたボールを目の前にいたDF高杉亮太に押し込んだ。2-2で試合は終了。愛媛は3戦連続ドローで9位から10位へ後退。3位・栃木にとっては2位浮上のチャンスを目前で逃すという、もったいない結果となった。

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