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[MOM471]千葉U-18FW佐藤遵樹(2年)_快足FWがインハイ王者沈める一撃

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8・28 高円宮杯プリンスリーグ第2節 桐蔭学園高1-2ジェフユナイテッド千葉U-18 桐蔭学園高G]

 ジェフユナイテッド千葉U-18のスピードスターがインハイ王者を沈めた。試合開始直後の前半3分、千葉U-18は左SB豊川功治が中盤から絶妙なクロスボール。右サイド、対角線上の位置でこのパスを受けたFW佐藤遵樹は「トラップでミスしたかなと思ったけど、思い切り打った」と右足を振りぬく。強烈な一撃はゴール右上へ突き刺さるファインゴール。チームのフィジカルテストでは40m走などスピード系の種目で全てトップと言う快足アタッカーが、パワフルな一面も見せる豪快なシュートで先制点をもたらした。

 高校王者との注目の一戦。ただ「意識はしていなかった。相手どうこうよりも自分たちのプレーをすること」というチームはいつも通りのプレーを徹底する。佐藤遵も持ち前のスピードで、縦への仕掛けを繰り返し相手との差を生み出した。自分の武器を活かしての勝利に佐藤遵は「スピードには自信がある。このプレースタイルを突き詰めていきたい。もっと技術をつけること。サイドではいつでも崩せるようにしたい」。

 憧れの存在はアーセナルで自身と同じ背番号14を背負う快足アタッカー、イングランド代表MFセオ・ウォルコット。圧巻のスピードを武器に17歳75日でイングランド代表デビューを果たしたスピードスターだ。佐藤遵も同じようにスピードを武器に階段を駆け上がっていく。「(プリンスリーグは)前半戦勝ち切れなかった。後半戦ではこの勝利をきっかけに最後まで優勝争いに食いついていきたい」。自らの特長を最大限に活かし、存在感を示してチームを勝利へと導く。

(取材・文 吉田太郎)

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