beacon

前節F東京撃破の富山が劇的勝利、3戦連続無失点で今季初の連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.3 J2第4節 富山1-0大分 富山]

 カターレ富山はMF舩津徹也の劇的ゴールで大分トリニータを1-0で下した。前々節は敵地で千葉と0-0で引き分け、前節は首位・F東京を1-0で撃破。上位陣を苦しめてきた富山が、勢いそのままに3試合連続の無失点で今季初の連勝を飾った。

 先発予定だったDF池端陽介が急きょ欠場するアクシデントに見舞われながら、その堅守にほころびはなかった。90分間での被シュートはわずか3本。後半11分に大分FW前田俊介が2枚目の警告で退場し、数的優位に立つ展開だったとはいえ、ピンチらしいピンチはほとんどなかった。

 前半8分、MF大西容平がドリブル突破から積極的にミドルシュートを放つと、同30分にはMFソ・ヨンドクのスルーパスからFW黒部光昭がシュート。しかし、これはGKの好セーブに阻まれた。後半28分には最大の決定機を迎える。ソのスルーパスから左サイドを抜け出したFW平野甲斐のクロスにDF福田俊介が頭で合わせたが、シュートはゴール上に浮いた。

 試合を優勢に運びながらなかなか1点が取れなかった富山だが、後半45分、クロスをGKがパンチングしたセカンドボールをソが拾い、横に流すと、フリーで待ち構えていた舩津がPA外から右足を一閃。弾丸シュートをゴール左隅に突き刺し、劇的な決勝点を奪った。

 安間貴義監督は試合後のインタビューで「僕らはいつも厳しい試合になる。もう慣れてきました」と、最後の最後で手にした勝ち点3と今季初の連勝を喜び、「(GKの)飯田を中心に統率が取れてきた」と、3戦連続無失点のディフェンスに手応えを口にしていた。

TOP