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勝ち点で並ぶF東京と栃木の首位攻防戦はスコアレスドロー

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[9.4 J2第4節 F東京0-0栃木 熊谷陸]

 J2第4節の残り4試合が4日に各地で行われた。勝ち点41で並ぶ首位FC東京と2位栃木SCの首位攻防戦はスコアレスドローに終わった。互いに勝ち点1を上乗せするに留まり、順位の入れ替えはならなかった。

 F東京はW杯アジア3次予選を戦う日本代表に選出されている影響で、DF今野泰幸とGK権田修一が不在。今野に代わり、DF徳永悠平がCBを務め、右SBにはDF椋原健太が入った。また1トップはFWルーカスが務め、トップ下にMF羽生直剛が入った。

 試合は互いに慎重な立ち上がりとなった。前半29分には左クロスにルーカスが合わせ、ヘディングシュートを放つが枠を外れた。対する栃木は前半36分、MF水沼宏太からFWサビアへつなぎ、最後はFWリカルド・ロボがPA内右からシュートを狙うもクロスバー上方へ外れた。スコアは動かずに前半を折り返した。

 0-0で迎えた後半4分、栃木にとって痛いアクシデントが起こってしまう。MF梶山陽平との接触でMFパウリーニョが右足すねを痛めて負傷交代。攻撃の要を失った栃木は、その後は中盤からリズムをつくることができない。F東京に押し込まれる時間が続いた。チャンスはつくるも、得点が生まれないF東京は後半16分にMF田邉草民に代えて、MF石川直宏を投入。その後は石川が立て続けにチャンスを演出した。

 出場から2分後には右サイドからドリブル突破。トップスピードで駆け上がると、右クロスを入れた。これにルーカスが頭で合わせるも、ポスト右へ外れた。同28分には石川が中央から仕掛け、ルーカスへつなぐ。ルーカスからのパスをPA内右で受けた羽生がシュート。わずかにポスト左へ流れ、ゴールネットを揺らすことはできない。

 後半37分には右クロスをルーカスが頭で落とし、最後はPA内のMF谷澤達也が右足でシュートを狙う。足を振り切る瞬間に相手DFに倒されたかに見えたがノーホイッスル。そのままプレーは流れた。終了間際のロスタイム1分には、左CKからF東京が最後の決定機を迎える。しかし、ルーカスのヘディングシュートはゴールライン上で栃木のDF入江利和が渾身のクリア。結局そのまま試合は終了し、0-0で引き分けた。

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