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ウズベキスタンvs日本 試合後の監督会見要旨

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[9.6 W杯アジア3次予選 ウズベキスタン1-1日本 タシケント]

 W杯アジア3次予選は6日、各地で第2戦を行い、日本代表はアウェーでウズベキスタン代表と対戦した。前半8分にMFジェパロフに先制点を許したが、後半20分にFW岡崎慎司が値千金の同点弾。1-1の引き分けで勝ち点1を分け合った。
以下、試合後の監督会見要旨

アルベルト・ザッケローニ監督
「難しい試合だった。相手が良かったことが特に挙げられる。我々を困難に陥れる相手だということは分かっていた。前半は相手がすごい速いスピードでプレーしてきたが、日本は選手同士の距離感が良くなかった。後半は状況が良くなり、ウズベキスタンは前半ほど走れなくなった。日本は距離感が良くなり、スピードも上がったが、このピッチではその特長を出すのが難しかった。勝ちにいこうとしたが、勝てなかった。カウンターを受けるリスクを冒してまで攻めにいった。最後のところですべて出し切った。勝ちにいく姿勢、全力を出し切る姿勢はよかった」

―前半の途中でシステムを変えたが、その狙いは?
「システムは特にいじっていない。長谷部が高い位置にいたが、ゴールを背負ってのプレーには慣れていない。遠藤の近くでプレーさせようと思った。阿部が悪かったわけではない。長谷部を遠藤の近くでプレーさせようと思ったのが理由」

―阿部をスタメン起用した理由は?
「厳しい試合になるので、経験ある選手を配置しようと思った。決定力の精度を高めないといけないが、もっと良くないのはチャンスをつくれないこと。それだったらもっと心配している」

―サイドからチャンスをつくられたが?
「前半はウズベキスタンのボールに対するスピードが速かった。相手は試合開始からしっかり試合に入ったが、日本は前半が良くなかった。前半はウズベキスタンのミスも少なかった」

―この2試合、香川のパフォーマンスが良くないのでは?
「私はそうは思わない。香川は私の指示をやろうとしてくれたし、後半は良くなった。厳しいコンディションの中でも100%でやってくれた。何の問題もなかった。我々は攻撃的なサッカーをしていて、みんな献身的にやってくれている」

―試合をやってみて、北朝鮮とウズベキスタンではどちらが強かったか?(ウズベキスタンメディアの質問)
「北朝鮮は守備的に来て、ウズベキスタンはホームで攻撃的に来た。北朝鮮はアウェーゲームで、ウズベキスタンはホームだった。現時点で比較はできないし、比較するのは予選が終わってからだと思う。ただ、両チームともアジアでは最高峰のチームだと思っている」

(取材・文 西山紘平)

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