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俊輔&栗原欠場の横浜FM、長谷川弾で福岡に勝利!!勝ち点50に伸ばし、2位浮上

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[9.10 J1第25節 福岡0-1横浜FM レベスタ]

 3位横浜F・マリノスは前半11分にMF長谷川アーリアジャスールが決めたゴールを守りきり、福岡に1-0で勝利した。2戦ぶりの白星を手にすると、勝ち点を50に伸ばし、2位に順位を上げた。

 MF中村俊輔を故障で欠く横浜FMは、MF狩野健太がトップ下に入り、14試合ぶりの先発出場。前線ではFW小野裕二と長谷川が2トップを組んだ。最終ラインでは、日本代表DF栗原勇蔵が右太もも裏を傷めている影響でベンチスタート。DF青山直晃が15試合ぶりの先発を務めた。

 主力選手の欠場を受けて、先発した選手たちが先制ゴールを演出した。前半11分、狩野の左CKをファーサイドの青山が頭で落とすと、ゴール正面の長谷川が左足ダイレクトで蹴り込んだ。「青ちゃん(青山)からいいボールがきたので、足を投げ出したら入って良かった」という長谷川の今季初ゴールで、横浜FMが先制に成功した。その後は、小野を起点に積極的に攻め込むが決定的なチャンスをつくることはできず。前半を1-0で折り返した。

 後半には福岡に押し込まれる時間が続く。後半12分には狩野に代えて、FW渡邉千真を投入。渡邉と小野が2トップを務め、長谷川が1.5列目に入った。同2分にはMF兵藤慎剛のスルーパスに抜け出した小野がPA内左からシュートを放ったがDFにクリアされた。その後はピンチの連続。立て続けにカウンターから、あわや失点という場面が続いた。しかしDF中澤佑二と青山のCBが奮闘。DF金井貢史も身体を張ってゴールを守った。新戦力のFWハマゾッチを的に、1点を狙いにくる福岡を跳ね返し、なんとか耐え続けると1-0の勝利。勝ち点3を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで決勝点を決めた長谷川は「ここ何試合かスタメンで出てたのにゴールやアシストで結果を出せていなくて。きょう決めることができて良かった」と安堵の表情。「優勝へのこだわりを持ってやっているので、最後まで集中してやっていきたい」と力を込めた。

一方、木村和司監督は「勝っただけという試合。見てる人に申し訳ない。ミスからリズムが悪くなっていった」と後半の押し込まれた展開について話すと厳しい表情。次節は、首位・G大阪との上位直接対決となるだけに「ガンバと戦う前に、もっとやって欲しかった」と不満げな様子もみせた。

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