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吉田が7戦7発!!神戸が相手のミスを逃さず3発快勝

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[9.11 J1第25節 川崎F0-3神戸 等々力]

 相手のミスを逃さず、得点を重ねた。ヴィッセル神戸は川崎Fに3-0の快勝。前節・G大阪戦は0-4の大敗を喫したが、2週間の中断期間でしっかり立て直し、3試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 立ち上がりのピンチをGK徳重健太が再三の好セーブでしのぐと、絶好調男の先制弾で勢いに乗った。0-0で迎えた前半39分、この日がJデビューとなったDF林佳祐が左サイドからスローイン。相手守備陣の乱れを逃さず、FW吉田孝行がすかさずドリブルで仕掛け、最終ラインを突破した。一気にPA内に切れ込み、GKとの1対1を落ち着いて流し込んだ。

「相手の連係ミスからだけど、うまく冷静に決められた」。試合後のインタビューで得点シーンを振り返った吉田は2試合ぶりのゴールで、最近7試合で7得点目。J1通算50得点目という節目のゴールにもなり、「正直うれしいです。50得点はあまり意識してなかったけど、これからも狙っていきたい」とはにかんだ。

 得点後は前日10日に第一子(長男)が誕生したMF田中英雄に捧げるゆりかごダンス。前半を1-0で折り返すと、後半立ち上がりに意外な形で追加点を決めた。後半6分、川崎FのDF菊地光将がGKに戻そうとしたバックパスが弱くなり、前線に詰めていたMF朴康造が難なく左足で押し込み、2-0と突き放した。

 捨て身の反撃に出る川崎Fに対し、後半43分にはカウンターからダメを押した。MFボッティの右クロスを逆サイドのFWポポが折り返し、MF大久保嘉人がヘディングで叩き込んだ。過去1分5敗と勝利のなかった等々力での快勝劇。これで10勝5分10敗と星を五分に戻し、順位も8位に一つ上げた。

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