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ミスの連発で完敗…川崎Fは悪夢の8連敗

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[9.11 J1第25節 川崎F0-3神戸 等々力]

 試合終了のホイッスルが鳴り響いても、相馬直樹監督は腕を組んだまま茫然とピッチを見つめていた。0-3の完敗でクラブワースト記録をさらに更新する8連敗。川崎フロンターレは長いトンネルに迷い込んだまま、光を見出せずにいる。

 MF稲本潤一、DF小宮山尊信に続き、MF中村憲剛も負傷離脱。苦しい台所事情の中、MF楠神順平が2試合ぶりに先発復帰し、DF田中裕介も出場停止明けで戦列に戻った。さらにGK杉山力裕が22試合ぶりに先発。テコ入れを図ったが、流れは変えられなかった。

 チャンスはあった。前半11分、楠神からFWジュニーニョとつなぎ、最後はMF山瀬功治が右足で狙ったが、GKに阻まれる。同34分にもジュニーニョのスルーパスから山瀬が決定機を迎えたが、左足のシュートはGKが左足1本でセーブした。

 すると、前半39分に一瞬の隙を突かれ、スローインからあっけなく失点。後半6分にはDF菊地光将の不用意なバックパスをMF朴康造に奪われる痛恨のミスから2失点目を喫した。同43分には前がかりになったところをカウンターから3失点目。2-0から逆転負けを喫した前節・柏戦(2-3)に続く3失点の完敗で、最近6試合で18失点と守備の崩壊が続いている。

 悪夢の8連敗で12位に後退。降格圏までは勝ち点9差あるとはいえ、15位大宮とは勝ち点2差。浮上の兆しの見えない完敗に、試合後はスタンドから激励の拍手とともにブーイングも聞こえてきた。

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