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U-22落選の齋藤が値千金弾、愛媛が横浜FCに競り勝つ

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[9.11 J2第27節 横浜FC0-1愛媛 西が丘]

 愛媛FCがFW齋藤学の決勝点で横浜FCに1-0で競り勝ち、5試合ぶりの白星を飾った。前節まで4戦連続ドロー中だったが、この日は僅差のゲームを勝ち切り、6試合負けなし(2勝4分)となった。

 “愛媛のメッシ”が切り裂いた。0-0で迎えた後半28分、左サイドでパスを受けた齋藤がすかさずドリブで仕掛ける。中に切れ込み、DFを振り切ると、右足を振り抜き、ゴール左へ流し込んだ。齋藤の2試合ぶり今季11点目が決勝点。得点後は5日に第三子(三女)が誕生したFW福田健二に捧げるゆりかごダンスを披露した。

 最近6試合負けのなかった横浜FCは2試合ぶりに先発復帰したFWカイオを中心にチャンスをつくった。前半16分、カイオの強烈な左足ミドルはGKがセーブ。同17分にはMF高地系治の右CKにカイオが頭で合わせたが、クロスバーに阻まれた。同32分にも高地の浮き球のパスをカイオがヘディングで捉えたが、シュートは枠外。再三のチャンスを生かせず、10試合ぶりの無得点で7試合ぶりの黒星となった。

 苦しい試合を競り勝った齋藤は次節17日のF東京戦に向け「今日みたいな試合だと、ぼこぼこにやられる可能性がある。守備を意識して、F東京は強いけど、1勝できれば」と意気込んだ。8月10日のエジプト戦でU-22日本代表に初選出されたが、ロンドン五輪アジア最終予選初戦となるマレーシア戦(21日、鳥栖)に臨むメンバーからは落選。その悔しさを晴らすためにも、代表復帰を果たすためにも、J2の舞台でゴールを量産し、自分の存在価値を見せ続けていく。

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