[9.17 J2第28節 北九州0-3札幌 本城]

　3位コンサドーレ札幌はFW内村圭宏の2得点とFW近藤祐介のゴールで7位ギラヴァンツ北九州に3-0で完勝した。3連勝を飾ると勝ち点を46に伸ばし、2位鳥栖を抜くと暫定ながら2位へ浮上した。一方、4戦連続ドロー中だった北九州は、これで6戦勝ちなし(4分2敗)となってしまった。

　2得点を決める活躍をみせた内村は、試合後のテレビインタビューで「ここ5試合で(点が)取れてなかったので個人的にはプレッシャーを感じていた。2点決めることができたのは良かった。ただ3点目を逃したし、もっと貪欲にゴールを狙っていきたい」と力を込めた。

　前半26分、DF高木純平の右クロスを相手DFがPA内でクリアミス。運良く足元にこぼれてきたボールを内村が冷静に右足シュート。札幌が先制に成功した。さらに同33分には追加点。MF砂川誠の浮き球のパスに右サイドへ抜け出した内村がトラップから右足でシュートを決めた。一気に2点差にリードを広げた。

　後半に入っても攻撃の手を緩めない。後半14分にはMF古田寛幸が右サイドのゴールライン際からマイナスのクロスを入れる。これにニアサイドの近藤が左足アウトサイドでしっかりと合わせて3点目。3-0と試合を決定付けた。その後はセットプレーでピンチを迎えるもGK李昊乗らを中心とした守備陣が奮闘。前節の栃木戦(1-0)に続く完封勝利を飾った。

　試合後、内村は3連勝という結果にも「もっともっと押し込んで、早くに試合を決められるように。勝ち点差は詰まっているので、上を目指してやっていきたい」と貪欲に意気込んだ。