beacon

主力不在の不安を一蹴!!柏が今季最多タイの4発勝利で暫定2位浮上

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.17 J1第26節 神戸0-4柏 神戸ユ]

 3位柏レイソルが今季最多タイの4得点を沈め、神戸に4-0で勝利した。勝ち点を首位タイの53に伸ばすと暫定ながら横浜FMを抜いて、2位へ浮上。あす試合が行われる首位・G大阪と横浜FMへプレッシャーをかけた。

 前節の名古屋戦で負傷したため、攻撃の要であるMFレアンドロ・ドミンゲスが不在。さらにはMF茨田陽生が出場停止なのに加え、ロンドン五輪アジア最終予選のためDF酒井宏樹も不在となった。そのため、右SBにはDF増嶋竜也が入り、中盤ではMF大谷秀和がMF栗澤僚一とダブルボランチを組み、右MFでは澤昌克が5試合ぶりに先発出場した。またGK菅野孝憲が8戦ぶりに先発復帰を果たした。

 前半4分、右サイドからのスローインをFW田中順也が頭で落とすと、FW工藤壮人がPA内右から迷わずシュート。試合後には「難しい角度だったがファーストシュートということで思い切って打った」と工藤自身が話した通りに、思い切り良いシュートがゴールネットを揺らし、柏が幸先良く先制した。その後も田中らが積極的に攻め込むが追加点は奪えずに前半を1-0で折り返した。

 そして迎えた後半、柏が怒涛のゴールラッシュをみせつけた。まずは後半13分、右サイドから攻め上がった増嶋の横パスを受けたワグネルがPA外から豪快に左足を一閃。ゴールネットへ突き刺して、2点差にリードを広げた。同29分には田中が追加点。相手DFのクリアミスを大谷が逃さずにボールを奪取。PA内左でパスを受けた田中が左足でシュートを決めて、3-0と試合を決定付けた。

 さらに3分後の後半32分にはセットプレーから、ダメ押しの4点を奪った。ワグネルのPA外右からのFKにニアサイドのDFパク・ドンヒョクが頭で合わせて、4-0。そのまま逃げ切った柏が今季最多タイの4発を沈めて快勝した。

 試合後のテレビインタビューでネルシーニョ監督は「出ていない選手がいつ来るか分からないチャンスのためにしっかりと準備をしている。それが今の結果につながっている」とコメント。レアンドロ・ドミンゲスの離脱による影響が不安視されていたが4発の快勝で、それを一蹴した。3点目を決めた田中は「これを続けてチームとしては結果を出せるように。個人としてはポジション争いが激しいので、頑張っていきたい」と力を込めた。

TOP