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磐田は前田が2戦連発も、広島に今季最多タイの3失点で敗れる

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[9.18 J1第26節 広島3-1磐田 広島ビ]

 ジュビロ磐田はFW前田遼一が2戦連続今季10点目を決めるも広島に1-3で敗れ、連勝することはできなかった。今季最多タイの3失点で試合を終えた。

 クラブによると試合後、柳下正明監督は「立ち上がりの失点によって広島の守備のリズムを作らせてしまった。我々が奪って速い攻撃を仕掛けてチャンスを作るということが一つ、ゲーム前に考えていたことだったが、それがなかなかできなかった」と常にリードされた試合展開を悔やんだ。

 磐田はMF山本康裕が負傷離脱し、FW山崎亮平もロンドン五輪アジア最終予選のため不在。前線ではFWジウシーニョが4戦ぶりに先発復帰。また、DF藤田義明が出場停止のため、DF古賀正紘が4試合ぶりに先発出場を果たした。

 前半3分、MFミキッチにクロスを入れられる。なんとかクリアしようとMFロドリゴ・ソウトが跳ね返すも、こぼれをFW李忠成に拾われてシュートを許し、先制点を決められた。さらに同20分にはPA内で仕掛けてきたミキッチをDF那須大亮が倒してしまい、PKを献上。これをFW佐藤寿人に決められた。

 なんとか1点を返そうと奮闘をみせると、前半25分に前田が意地の一発を見舞った。MF山田大記が左サイドゴールライン際からクロス。これを受けた前田が右足でシュートを決めて、1-2に詰め寄った。そのまま前半を折り返した。

 後半から立て直しを図りたいところだったが、後半12分にはまたも痛恨の失点。右CKから最後は李にヘディングシュートを許した。2点差に突き放され攻めるしかなくなった磐田は後半35分、日本代表DF駒野友一のスルーパスに右サイドを抜け出したMF菅沼実が攻め込むがDFに阻まれた。

 後半38分には一番の決定機を演出する。途中出場のFW荒田智之がドリブル突破からPA手前左の絶好の位置でFKを獲得。早いリスタートに菅沼が反応し、こぼれを拾った荒田が決定的なシュートを放ったが、ポスト右を叩いた。結局、前田の1点に終わり、追加点は奪えず。1-3での敗戦となってしまった。

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