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東京Vはマラニョン弾で鳥取に完封勝利

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[9.24 J2第29節 鳥取0-1東京V とりスタ]

 東京ヴェルディがMFマラニョンが決めたゴールを守りきり、ガイナーレ鳥取に1-0で勝利した。1週間での3連戦を2勝1敗で終え、上位戦線に生き残った。一方の鳥取はこれで4戦勝ちなし(1分3敗)となってしまった。

 今季は3得点以上を挙げての大勝が多い東京Vだったが、1-0での勝利は今節が初めてのこととなった。試合後のテレビインタビューで川勝良一監督は「3連戦だったし移動もあった。芝も深かったし、今回が一番キツイ試合だったと思う。内容よりも結果という試合で、今季は一度もなかった1-0という結果で終わることができた。選手たちはよく頑張ってくれたと思う」と話した。

 連戦の影響からか立ち上がりは動きが重く、なかなかチャンスをつくることができない。開始6分にはMF小林祐希のロングパスから左サイドへ抜け出したMF菊岡拓朗がクロスを入れた。走り込んだマラニョンが頭で合わせようとするも、わずかに合わない。その後は互いにシュートまで持ち込めずに時間は過ぎた。

 しかし前半34分、後方からのロングボールにFW阿部拓馬が左サイドを抜け出す。サイドラン際で粘りをみせ、相手DFを突き放すとPA内へドリブル突破。クロスを入れると走り込んできたマラニョンが右足で合わせて、先制点を決めた。1-0で前半を折り返した。

 後半には右CKからDF土屋征夫がヘディングシュートを放つも、GK小針清允の好セーブに阻まれて追加点は奪えない。終了間際のロスタイム2分にはピンチを迎え、FWハメドのボールキープからPA内へ進入を許し、最後はDF奥山泰裕にGKとの1対1に持ち込まれたが、GK柴崎貴広がなんとかストップ。そのまま完封勝利で試合を終えた。

 試合後のテレビインタビューでマラニョンは「ゴールを決めることができて良かった」と笑顔。連勝が続いていたいので連勝していきたい」と力を込めた。今後は栃木、水戸、徳島との戦いが控えている。栃木や徳島の上位チームから勝ち点3を奪えば、順位浮上はもちろん、悲願のJ1昇格が大きく近づくことは間違いない。3連戦で勝ち越した勢いを継続させたいところだ。

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