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浦和は鹿島とスコアレスドロー、連敗を3で止めて残留へ大きな勝ち点1

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[9.24 J1第27節 鹿島0-0浦和 カシマ]

 残留圏ぎりぎりの15位浦和レッズは敵地で鹿島とスコアレスドローに終わった。無失点で試合を終えて、4戦ぶりの勝ち点を手にすると連敗を3でストップ。残留へ向けて、大きな勝ち点1を手にした。

 試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督は「選手たちが素晴らしいメンタリティーをみせたと思う。賞賛に値する勝ち点だった。大きな勝ち点1となったことを嬉しく思う」と満足した表情で語った。

 浦和は勝利を挙げた14日のナビスコ杯・大宮戦(2-0)から大きくメンバー変更はせず。DF平川忠亮がケガの影響でメンバー外となり、左SBには宇賀神友弥が入った。しかし前半13分、空中戦でFW田代有三と競り合った宇賀神が着地の際に首を痛めてしまう。交代を余儀なくされ、同14分には宇賀神に代わって、DF野田紘史がピッチへ送られた。

 立ち上がりから積極的に攻め込みチャンスをつくる。前半33分にはU-22日本代表から戻ってきたFW原口元気が左サイドからドリブルで切れ込み、シュートを放つもGKに止められた。前半終了間際の45分にはカウンターからチャンスを演出。原口のスルーパスに抜け出したMF小島秀仁がPA内左から決定的なシュートを放つも、精度を欠くとポスト右へ外れていった。0-0で前半を折り返した。

 後半からは1トップを務めたFWエスクデロ・セルヒオに代えて、FWデスポトビッチを投入。後半は押し込まれる時間も続くが、DFスピラノビッチら守備陣が身体を張って奮闘をみせた。相手のシュートがクロスバーを叩く幸運もあり、無失点のまま時間は進む。後半16分にはMF山田直輝に代えて、FW梅崎司をピッチへ送った。その後は梅崎が積極的に仕掛け、ゴールを目指すが1点が奪えない。結局、0-0のままに試合は終了した。

 3戦連続無得点で試合を終えたが指揮官は「本当に大きな勝ち点1だと思う。次はナビスコ杯、その先には天皇杯もあり、両方で優勝を狙っていきたい。そのなかで次のガンバ戦に向けてしっかりと準備していく」と前を向いた。

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