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鹿島は決定機つくるも1点が遠く、浦和とドロー

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[9.24 J1第27節 鹿島0-0浦和 カシマ]

 6位鹿島アントラーズは浦和と0-0で引き分け、3戦連続引き分けとなった。勝ち点14差の首位・G大阪を追い、残り8試合での逆転優勝を目指す鹿島にとっては痛すぎるドロー。10試合負けなし(6勝4分)となったが、勝ち点1を手にするに留まり、優勝がさらに遠のく結果に終わってしまった。

 この日の鹿島はFW興梠慎三がベンチスタート。U-22日本代表から戻ったFW大迫勇也がFW田代有三と2トップを組んだ。また、中盤では小笠原満男ではなく、前節に続いてMF青木剛が先発した。試合を通じて幾度もチャンスをつくったが1点が奪えず。決定機ではシュートがクロスバーを叩くなど、この日は運にも見放され、試合後のテレビインタビューでオズワルド・オリヴェイラ監督は「きょうは2つのことが結果を左右した。一つはアンラッキーだったこと。もう一つはレフェリングの部分だった」と声を荒げた。

 序盤から積極的に仕掛けると、前半11分にはMF遠藤康がドリブルで駆け上がり、右サイドから中央へ自ら切れ込むと左足で強烈なシュート。しかしクロスバーを叩く。跳ね返りに田代が詰めたが、最後は浦和DFにクリアされた。同27分には大迫のスルーパスに抜け出したDFアレックスが左サイドゴールライン際からクロスを入れる。ファーサイドの田代が受けて冷静にシュートを放つが、GKに阻まれた。同35分には大迫がゴール正面から突破を仕掛け、シュートを放つがGKがストップ。0-0のまま前半を折り返した。

 後半に入っても果敢に攻め込む鹿島だったがゴールが遠い。後半15分には大迫のパスからPA内左へ抜け出たMF野沢拓也が絶妙なクロスを入れる。ファーサイドの田代が頭で合わせたがポスト右へ外れた。同24分にはアレックスの左クロスに、またも田代が合わせてヘディングシュート。しかしクロスバーを叩く。こぼれに自ら詰めたものの、これもポスト左を叩いた。結局そのまま試合は終了した。

 7月2日の清水戦(0-0)以来、実に15試合ぶりの無得点で試合を終え、指揮官は「ここ最近の試合では勝ち越しゴールでゴールネットを揺らせていないことを残念に思う」と決定力不足を嘆いた。

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