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水本の今季初ゴールも反撃及ばず、広島は最下位・福岡に敗れる

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[9.25 J1第27節 福岡2-1広島 レベスタ]

 サンフレッチェ広島は最下位に低迷する福岡に1-2で敗れ、連勝を逃した。再三のチャンスを生かせず、まさかの敗戦。試合後は敵地に乗り込んだサポーターからブーイングも飛んだ。

「前半は少しアグレッシブさに欠けて受け身になっていた。後半は一方的に攻めて、たくさんのゴールチャンスがあったが、そこで決められないと難しい」。試合後のインタビューでペトロヴィッチ監督は唇をかんだ。

 シュート2本に終わり、0-1で折り返した後半は広島ペースで進んだ。しかし、後半23分、MFミキッチの右クロスに走り込んだFW佐藤寿人はわずかに届かない。同29分には途中出場のMFムジリのスルーパスに抜け出した佐藤が左足で狙うが、ゴール右へ。決定的なチャンスをものにできずにいると、同30分、自陣PA内でDF盛田剛平が痛恨のクリアミスで2点目を献上。0-2と突き放された。

 後半41分にはムジリのラストパスからミキッチがポスト直撃のシュートを放つなどゴールが遠い。後半ロスタイム、ムジリの右クロスを佐藤が落とし、DF水本裕貴の移籍後初ゴールでようやく1点を返したが、反撃が遅すぎた。

「負けはしたが、相手を上回った試合をできたのは確か。その中で決められなかったのは問題」と指揮官。MF青山敏弘が出場停止の影響で中盤のバランスが崩れたか、最近2試合で7得点を量産していた攻撃陣の決定力不足が響き、福岡の気迫あるディフェンスの前に屈した。

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