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横浜FMが今季最多4失点、3戦10失点と堅守崩壊し公式戦3連敗

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[10.1 J1第28節 新潟4-2横浜FM 東北電ス]

 4位横浜F・マリノスは今季最多の4失点で2連敗となった。試合後のインタビューで木村和司監督が「残り試合を考えたら、この一戦は大事だった」と振り返ったとおり、優勝争いから一歩後退する痛恨の敗戦。28日のナビスコ杯・川崎F戦(2-3)を含めると公式戦3連敗で、その間の失点は10と、ここに来て堅守にほころびが出ている。

 MF小椋祥平が故障から公式戦3試合ぶりに復帰。負傷離脱中のMF中村俊輔を除けば、ベストメンバーで臨んだ一戦だったが、前半20分に先制点を許すと、前半のシュート数はわずか1本と、なかなか攻撃の形をつくれなかった。後半14分に2失点目。すると直後の同15分、最終ラインでDF中澤佑二からの横パスを受けたDF栗原勇蔵がボールを失い、決定的な3失点目を喫した。

「ショックな失点の仕方で下を向いてしまい、悪い流れになった」と木村監督。後半26分、ミスを帳消しにしようと、前線に残っていた栗原がFW小野裕二の右クロスを頭で叩き込み、1-3と追い上げたが、その1分後に再び失点してしまった。後半ロスタイム、途中出場のDF天野貴史が意地のゴールで1点を返したが、2-4の大敗でリーグ戦3試合白星なし(1分2敗)となった。

 小椋が復帰しても守備を立て直すことができなかった。木村監督は「守備のところの整理と修正をして次に臨みたい。だれがいくのか、ボールに寄せるコーチングも修正したい」と言った。優勝戦線に生き残るためにも、まずは堅守を取り戻すことが先決だ。

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