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栃木と東京Vは昇格遠のく痛すぎるドロー

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[10.1 J2第30節 東京V0-0栃木 味スタ]

 ともに昇格争いへ負けられない戦いの続く6位栃木SCと7位東京ヴェルディの一戦はスコアレスドローに終わった。4連敗中の栃木はなんとか連敗こそ止めたものの勝つことはできず。圧倒的に攻め込んでいた東京Vは、久しぶりのホームでの試合で勝ち点3を取りこぼした。昇格へ向けて互いに痛すぎる引き分けとなってしまった。

 序盤から東京Vが果敢に仕掛けた。前半16分には左サイドから仕掛けたFW阿部拓馬の折り返しからMF菊岡拓朗がシュートを放つもクロスバーを叩いた。直後にはMF小林祐希の絶妙なスルーパスに阿部が抜け出し、決定機をつくる。しかし、阿部が右サイドから蹴り込んだボールは、PA内へ走り込んだMFマラニョンにわずかに合わない。ボールはポスト左へ外れた。前半終了間際の44分にはMF河野広貴が腰を負傷。MF飯尾一慶と交代した。前半を0-0で折り返した。

 後半に入ると栃木もFWリカルド・ロボを中心に見せ場をつくる。後半開始直後にはGKのミスを突き、ロボが敵陣PA内でボールをかっさらうと、ドリブルでGK柴崎貴広をかわしてシュート。しかし柴崎がなんとか弾いた。後半31分にはDF那須川将大の左クロスに途中出場のMF河原和寿が合わせたが得点にはつながらない。

 対する東京Vも阿部や小林がミドルシュートを狙っていくが、シュート精度を欠き、枠を捉えることはできず。後半42分には飯尾が左サイドから崩しにかかり、最後は阿部がシュートを放つも、わずかにポスト右へ外れた。結局0-0で試合は終了。昇格へ向けて痛すぎるドローとなった。

 試合後のテレビインタビューで東京Vの川勝良一監督は「前半にチャンスがありながらも決め切れなかった」と唇を噛み、「2戦連続無失点?勝たないと関係ない」とキッパリ話した。今季も残るは10試合。互いに自力での昇格が厳しい状況となってきたが、目前の試合で勝ち点3を重ねていくしかない。

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