beacon

OGで先制の鳥取が湘南の猛攻に耐える、12戦ぶり無失点で6戦ぶり白星

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.1 J2第30節 湘南0-1鳥取 平塚]

 ガイナーレ鳥取がオウンゴールによる先制点を守り抜き、湘南ベルマーレに1-0で競り勝った。8月27日の岐阜戦(3-2)以来、6試合ぶりの白星で、対湘南は6月19日のホームゲーム(4-0)に続いて2戦2勝となった。

「勝つのは大変だなとあらためて感じた」。試合後のインタビューで松田岳夫監督が話したとおり、後半は防戦一方の苦しい展開だった。前半41分、DF尾崎瑛一郎の左CKをニアサイドでDF水本勝成がそらすと、FW田原豊のオウンゴールを誘って先制したが、後半は湘南の猛攻にさらされた。後半のシュート数は3本対11本。終始、押し込まれながら粘り強く耐え続けた。

 湘南は後半5分、右クロスからMF坂本紘司がヘディングシュート。同16分にもFWアジエルのFKにFW高山薫が頭で合わせたが、いずれも枠を外れた。同30分、DF臼井幸平の強烈なミドルシュートもGK小針清允が好セーブ。同37分にはMF永木亮太のシュートがポストに弾かれるなど運にも見放された。

 前節の草津戦(1-1)も先制しながら追い付かれての引き分けに終わっていた鳥取。「前節、同じような状況で追い付かれた。同じ過ちを繰り返さないように言った」という松田監督のゲキに応え、12試合ぶりの無失点で勝ち点3をもぎ取った。決勝点を演出した水本は本職の守備でも奮闘し、「最後のところで自分たちが体を張れてゼロに抑えて、1-0で勝てて本当にうれしい。失点をゼロに抑えれば負けることはない」と胸を張った。

TOP