[10.2 J2第30節 横浜FC1-2札幌 国立]

　2位コンサドーレ札幌が横浜FCに2-1で勝利した。一度は同点に追いつかれたものの、終了間際にセットプレーからFW上原慎也が決勝点。前節の徳島戦(0-0)で連勝は4で止まったものの、今節で再び勝ち点3を手に入れ、6戦負けなし(5勝1分)となった。首位・F東京も勝利したため、その差を詰めることはできなかったが2位の座をキープした。

　後半14分、相手のミスをFWジオゴが見逃さずに高い位置でパスカット。自らドリブルで駆け上がると左サイドから走り込んだMF内村圭宏にスルーパス。最後は内村がGK関憲太郎との1対1にも冷静にシュートを決めて先制点を奪った。このゴールを守りきりたい札幌だったが、後半33分にまさかの失点。左サイドから押し込まれるとMF荒堀謙次のパスを受けたMF野崎陽介がドリブルで持ち込み、強烈なミドルシュート。同点に追いつかれてしまった。

　再びリードを奪いたい札幌は、後半37分に内村に代えて上原。同41分にはMF河合竜二に代えて、MF岡本賢明をピッチへ送った。この采配が的中したのが終了間際の後半43分だった。MF砂川誠の右CKにゴール正面の上原が合わせた。頭一つ抜け出す打点の高いヘディングシュートはゴールネットへ吸い込まれ、札幌が2度目のリードに成功した。このゴールを守りきり、2-1の勝利。上位チームが軒並み勝利した今節で札幌もしっかりと勝ち点3を手に入れて、2位の座を守った。