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4戦連続無得点の浦和、7戦白星なしで残留圏ギリギリの15位に転落

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[10.2 J1第28節 G大阪1-0浦和 万博]

 浦和レッズは泥沼の7試合連続白星なし(2分5敗)となり、ついに残留圏ぎりぎりの15位に後退した。前日1日に16位甲府が敗れていたため、降格圏転落は免れたが、甲府との勝ち点差はわずかに2。降格危機が現実味を帯びてきている。

 28日のナビスコ杯・大宮戦に2-1で競り勝ち、準々決勝進出を決めた流れも続かなかった。前半15分、MF山田直輝のパスからFWデスポトビッチがシュートを狙うが、大きく枠外。同17分、FW原口元気のスルーパスを受けた山田直のシュートもGKの正面を突いた。同39分にはデスポトビッチの落としを原口がミドルシュートで狙うが、これもGKがキャッチ。相手を崩しての決定機はなく、単調なフィニッシュは精度も欠いた。

 後半19分にはMF梅崎司、同31分にFW原一樹と攻撃的なカードを切るが、リズムは変わらない。同35分、梅崎の右クロスに合わせた原のヘディングもゴール右に外れ、最後までゴールが遠かった。

 これでリーグ戦は4試合連続の無得点。前節・鹿島戦(0-0)に続いてCKの本数もゼロと、攻撃面の課題は深刻だ。ペトロヴィッチ監督は「首位を走るチームを相手にそれほど悪い内容ではない」と、0-1の“惜敗”に手応えも口にしたが、内容はスコア以上の“完敗”だった。「前の方でボールがおさまらず、攻撃が機能しなかったのは残念」と話す指揮官に打開策はあるのか。次節15日は残留を争うライバルでもある大宮との埼玉ダービーだ。

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