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4ヵ月ぶり復帰の長友「3-4-3、悲観することはない」

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[10.7 キリンチャレンジ杯 日本1-0ベトナム ホームズ]

 6月のキリン杯チェコ戦以来、4ヵ月ぶりに代表復帰を果たしたDF長友佑都(インテル)が、左サイドハーフで先発。3-4-3で戦った前半の45分間のみのプレーで交代したが、前半に生まれたチャンスの多くは左サイドからのものだった。

 前半19分、ドリブルで深い位置まで突破し、CKを獲得。同35分には敵陣の高い位置でボールをカットし、FW香川真司(ドルトムント)とのコンビネーションでチャンスを作った。右肩脱臼から復帰して約1ヵ月だが、コンディションも上々だ。

 とはいえ、格下のベトナムを相手にわずか1得点とは悔いが残る。

「今日は選手間の距離が遠くて、李(忠成)くんが孤立していた。もう少し(香川)真司や(藤本)淳吾が中に入っていくことでサポートできたと思うし、僕としては真司にバイタルの中のところで前を向かせてあげたかった」。所属のインテルではガスペリーニ前監督時代に3-4-3でプレーしていたが「インテルとは戦術が全然違うから難しいところはある」とも言う。

 ただ、まったく手ごたえがなかったわけではない。「何本か相手の裏を突けたところは良かったし、いい場面もあった。悲観することはない」と表情に暗さはない。

 タジキスタン戦までの中3日で「今日出た課題を修正していくことと、良かったことについてもしっかり話し合っていきたい」。常に前向きな男らしく、ポジティブに締めくくった。

[写真]怪我から復帰した長友。相変わらずのフィジカル能力の高さを見せた

(取材・文 矢内由美子)

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