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自身3度目の1試合2得点。香川が「ホームスタジアム」長居での国際Aマッチ初ゴールに歓喜

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 ブンデスリーガで不調をかこっているFW香川真司(ドルトムント)が勝手知ったる長居スタジアムで2得点。記録的な“ゴールショー”の主役を演じた。

 1点目は3-0とリードしていた前半41分だった。中村憲剛の左後方からのパスに右のつま先を巧みに合わせた技ありシュートで4-0とした。

 「憲剛さんが僕を見てくれていた。あそこ(左サイド)でタメを作ってくれて、僕が走り込む時間を作ってくれて、憲剛さんならではの精度のパスが来た。お互いの共通意識があったのがゴールにつながった」

 そして、自画自賛の1点目の後の2点目は後半23分。右サイドから蹴り込んだクロスが「入っちゃった」という、ラッキーゴールは日本の7点目になった。

 「でも、どんな形であれ、入ってよかった。自分のホームスタジアムでやりやすかったし、良かった。応援に感謝したい」

 香川が1試合2得点を入れたのは今年1月のアジア杯準々決勝カタール戦、8月の親善マッチ韓国戦以来で通算3度目。「このレベルの相手なので評価は難しいけど、どんな形であれ、シュートが入ったのが良かったし、素晴らしい結果だったのが良かった」

 日本が誇る国際レベルのゴールスコアラーの復活は、ザックジャパンにとっても大きな収穫だ。「次に向かって切り替えて、結果を出し続けることでチームとして成長したい」

 11月のアウェー2連戦へ向け、ザックジャパンの頼もしいエースが戻ってきた。

[写真]ファンの歓声に手を振って応えた香川。復調のきっかけとなる2得点を決め、ようやく笑顔が戻った

(取材・文 矢内由美子)

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