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0-3完敗の福岡、次節にもJ2降格決定・・・

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[10.15 J1第29節 福岡0-3仙台 レベスタ]

 アビスパ福岡はホームでベガルタ仙台に0-3で完敗。J1残留圏内15位の甲府との勝ち点差は12へ広がり、次節にもJ2降格が決定する窮地に立たされた。

 広島と大宮に連勝し、仙台をホームに迎え撃った福岡だが、攻撃のキーマンで磐田時代に仙台との入れ替え戦2試合で3得点を決めているMF松浦拓弥が累積警告で出場停止。仙台と相性のいい松浦不在が影響したか、無得点で3試合ぶりの敗戦を喫してしまった。

 勝ち点3を獲得して少しでも上位との勝ち点差を縮めたかった福岡。前半15分には相手ハンドで得たFKからFW重松健太郎の無回転シュートがゴールを捉える。だがこれを仙台GK林卓人に足でかき出されると、MF鈴木惇のミドルシュートなどもゴールに結びつかない。それでも福岡は1点を追う後半開始からMF中町公祐を投入。中町が2トップやSHと近い位置でプレーすることで好機を増やした福岡は同点機をつくった。

 後半17分、PAやや外でセカンドボールを拾った重松からのパスをPA右サイドで受けたMF岡本英也が、切り返しから左足シュート。そして21分には左サイドを個人技で打開した岡本のクロスがDFのクリアミスを誘ってゴール右ポストを叩いた。だが、バックパスをカットされて失った前半21分の1点目に続き、後半23分にDFのクリアミスから2点目を奪われて失速。ホームで連勝がストップした。

 現在勝ち点18の福岡は次節の新潟戦(アウェー)で敗れると残り4試合を全勝しても勝ち点は30。そのため、次節で福岡が引き分けか黒星を喫し、現在勝ち点30で残留圏内15位の甲府、もしくは同29で16位の浦和が白星を挙げるなど、15位との勝ち点差を13以上へ広げられてしまうとJ2降格が決定してしまう。浅野哲也監督は試合後のインタビューで「厳しい状況に変わりはない。でも可能性は消えていない。次の新潟戦で勝ち点3を取ることだけ考えて臨んでいきたい」と可能性ある限り、残留をあきらめずに戦い続けることを誓っていたが、粘り強い戦いを見せてきた福岡がついにあとのない状況へ追い込まれた。

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