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広島は横浜FMと引き分け、公式戦3連勝を逃す

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[10.15 J1第29節 横浜FM1-1広島 日産ス]

 サンフレッチェ広島は横浜FMに先制点を奪われるも、FWムジリのゴールで追いつき、1-1で引き分けた。勝ち点1を手にしたものの、クラブによるとペトロヴィッチ監督は「引き分けには満足していない。内容を見る限り、相手を上回っていたと思うし、2点目をとるシーンもあった。勝利してもおかしくなかった」とドローに終わった試合を悔やんだ。

 0-0で迎えた後半15分には、ドリブルで仕掛けようとしたFW李忠成が倒され、PA外右でFKを獲得。MF森崎浩司の蹴り込んだボールはクロスバーを叩く。跳ね返りがゴール前へこぼれたが、これはDF中澤佑二にクリアされ、セカンドボールは拾えない。1点が奪えずに時間が過ぎると、後半30分に失点。左サイドを押し込まれ、最後はゴール前につめていたFW大黒将志にシュートを決められた。

 なんとか同点に追いつきたい広島は、失点直後の後半31分にMF青山敏弘に代えて、MFトミッチを投入。同39分にはMF高萩洋次郎に代えて、FWムジリをピッチへ送った。すると出場から3分後の後半42分、左サイドから仕掛けたFW佐藤寿人がドリブル突破。中央へ折り返すと、最後はムジリがシュートを決めた。そのまま試合は終了し、1-1のドロー。勝利すれば、1日の神戸戦(1-0)、8日の天皇杯・ツエーゲン金沢戦(4-2)に続いて、今季初の公式戦3連勝となっていたが、勝ち点1を手にするにとどまった。

 指揮官は3連勝を逃したものの、「今日の試合に勝てば3連勝になる。そういった話を選手たちにもしていたが、勝つことができなかった。それがなぜなのか、というのはなかなか説明できない。サンフレッチェはモダンなサッカーをしている。間違いなく、リーグの中で最も危険な攻撃を仕掛けているチームだ。何が足りないのかも分かっているが、それをこの場(会見)で言うつもりはない。我々は残りのシーズンも引き続き、魅力的なサッカーを仕掛けていくつもりだ」と前を向いた。

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