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鹿島は“運が味方したPK”で神戸とドロー、公式戦連勝は4でストップ

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[10.22 J1第30節 鹿島1-1神戸 カシマ]

 公式戦4連勝中の鹿島アントラーズだったが、神戸と1-1で引き分けた。後半9分に失点し、1点を追う展開となったがMF野沢拓也が決めたPKで追いつき、ドロー。ナビスコ杯決勝前ラストマッチとなる今節で白星を飾ることはできなかった。

 リーグ戦5試合ぶりの白星を飾った前節の磐田戦(2-1)から先発は入れ替えず、同じメンバーで試合に臨んだ。前半はなかなかリズムをつくることができず。苦しい展開が続いた。それでも前半14分にMF遠藤康が左サイドからミドルシュートを狙うも枠を捉えることはできない。同36分には決定機を迎える。野沢の右CKにファーサイドで合わせたDF中田浩二が右足ダイレクトでシュート。しかし、クロスバー上方へ外れた。前半を0-0で折り返した。

 後半立ち上がりから、ようやく前線の攻撃陣が目を覚ます。後半2分、遠藤の絶妙なスルーパスでチャンスをつくる。これにU-22日本代表FW大迫勇也が抜け出し、シュートを狙ったがポスト右へ外れていった。得点機をものにできず、後半9分にまさかの失点。1点を追う展開となった。

 しかし、この日の鹿島には運が味方した。PA外右から野沢のFK。PA内左でFW田代有三とDF茂木弘人がもつれ合い、ともに倒れこんだ。このプレーで茂木に警告が出され、鹿島がPKを獲得した。神戸の和田昌裕監督が「ショックだった」と話せば、鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督が「運が味方した」と話したPK、野沢が蹴り込んだ強い弾道のシュートはゴール左に突き刺さり、1-1に持ち込んだ。結局そのまま試合は終了。勝ち点1を分け合った。

 試合後のテレビインタビューでオリヴェイラ監督は「今日は引き分けで納得せざるを得ない内容だった。サッカーというのはいい時も悪い時もあって、それが結果に反映されるときも、されないときもある。きょうは(引き分けで)神様に感謝しないといけない」と試合を振り返り、「残念な前半であったが、後半はハーフタイムに話したことで良くなった。良くなったときに失点したが、運も味方して同点に追いつけた」と引き分けという結果に、納得した表情をみせた。

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