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J1昇格圏の札幌、19位鳥取に不覚

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[10.22 J2第32節 鳥取1-0札幌 とりスタ]

 J2で3位のコンサドーレ札幌はアウェーで19位のガイナーレ鳥取に0-1で敗戦。鳥取にホーム戦約4ヵ月ぶりとなる勝利をプレゼントしてしまった札幌は、J1昇格争いで痛すぎる3連敗を喫した。

 10月16日の鳥栖戦が0-1、同19日の京都戦を0-4と連敗。勝利へのプレッシャーか無得点が続いている札幌はこの日もゴールから見放されてしまった。前半立ち上がりには縦パスでFW内村圭宏が抜け出したものの、ゴール至近距離からの左足シュートはGK正面。相手の背後を狙う札幌は同35分にもディフェンスラインの背後へ飛び出したMF砂川誠へ縦パスが入り、42分にも砂川の縦パスに反応した内村の決定的な左足シュートがゴール右ポストをかすめる。

 鳥取にボールを支配されながらも確実に決定機をつくり出していた札幌。ただ、札幌によると石崎信弘監督が「前節、前々節と負けていたので、何としても連敗を止めるという強い気持ちを持ってゲームに臨みましたが、イージーなミスがあまりにも多く、いいかたちが作れなかった。ゴール前での落ち着きが足りなかった」と振り返ったように、ミスも出た札幌は今回も勝利をつかむことができなかった。

 0-0のまま迎えた後半33分、自陣からカウンターを仕掛けようとしたところをインターセプトされてショートカウンターを食らうと、鳥取のDF尾崎瑛一郎、FW小井手翔太とつながれ、最後は小井手のグラウンダーの左クロスにファーサイドから飛び込んだFWハメドに左足で決勝ゴールを押し込まれてしまった。

 激しい雨の中で声援を送り続けるサポーターのためにもゴールを目指した札幌は38分、右クロスのこぼれ球からMF宮澤裕樹が強烈な左足シュート。ただゴール左隅を捉えた一撃は鳥取GK小針清允のスーパーセーブにはじき出されてしまった。

 0-1で敗戦した札幌。あす4位・徳島と5位の千葉がそれぞれ勝利した場合、5位まで後退してしまうこととなった。石崎監督は「またすぐに徳島戦があるので、集中して準備をして挑みたい」。26日に行われるライバル・徳島戦(アウェー)で連敗を止め、J1昇格争いで優位な立場に立つ。

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