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ハーフナーも不発…甲府が3失点完敗で降格圏に再転落

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[10.23 J1第30節 清水3-0甲府 アウスタ]

 ヴァンフォーレ甲府が再び降格圏に転落した。前半のシュート数が0本に終わるなど得点ランキングトップタイの日本代表FWハーフナー・マイクも不発に終わり、清水に0-3の完敗。前節・C大阪戦に4-0で快勝し、18試合ぶりに降格圏から脱出したが、前日22日に9試合ぶりの白星を飾った浦和に抜かれ、勝ち点2差の16位に後退。残り4試合、再び追う立場となった。

「最後のところの精度、ラストパスがうまくいかなかった。前半、0-1は仕方ないと思っていたが、あの2点目が痛かった」。佐久間悟監督が試合後のインタビューで唇をかむ。前半36分にクロスのこぼれ球から先制点を奪われると、前半ロスタイムにはCKの流れからミドルシュートを決められた。いずれの失点もシュートがDFに当たってコースが変わる不運もあったが、前半の2点ビハインドが重くのしかかった。

 後半開始からDF内山俊彦に代えて古巣戦となるDF市川大祐を投入。DF吉田豊が左SBに回り、市川は右SBに入った。すると後半4分、市川のアーリークロスからハーフナーが打点の高いヘディングシュート。決定的な場面だったが、シュートはゴール上へ。同17分にはMF山本英臣のロングフィードをハーフナーが胸で落とすが、トラップが大きくなり、前に出てきたGKが体に当てると、こぼれ球に詰めたMF柏好文のシュートも大きく浮いてしまった。

 そして後半21分に決定的な3失点目。同36分、FW片桐淳至の強烈な左足ミドルもGKの好守に阻まれ、2試合ぶりの零封負けに終わった。残留圏まで勝ち点2差の16位に後退し、いよいよ残り4試合。敗戦を引きずっている時間はない。佐久間監督は「0-3の完敗で負けたのだから、しっかり切り替えて次の4試合に向かっていきたい」と視線を前に向けていた。

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