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熊本が水戸に逆転勝利で公式戦4試合ぶり白星

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[10.23 J2第32節 熊本2-1水戸 熊本]

 ロアッソ熊本水戸ホーリーホックに2-1で勝利し、公式戦4試合ぶりの白星を飾った。10月10日の天皇杯・鳥取戦(0-3)から3試合勝ちなし(1分2敗)と苦しい状況が続いていたが、待望の白星獲得となった。対する水戸は、公式戦6試合負けなし中(3勝3分)と好調を維持していたが、公式戦7試合ぶりの黒星を喫した。

 ホームでの勝利を目指し、積極的に攻め込んだ熊本だが、ゴール前での精度を欠き、なかなか1点が奪えない。開始直後にはFW長沢駿を狙ったロングボールのこぼれから、FW宇留野純からFW武富孝介へパスをつなぎ、武富がシュートを狙うも枠を捉えることはできなかった。すると前半31分、水戸に先制点を決められてしまう。FW吉原宏太の左クロスをファーサイドのFW小池純輝が身体ごと押し込み、0-1。水戸が先制点を奪い、前半を折り返した。

 しかし後半に入ると熊本が意地をみせる。まずは後半33分、後半から出場したMF原田拓が前線へロングボールを入れた。これが相手DFと並走していたMFファビオの足に当たり、シュートとなるとゴールネットを揺らし、熊本が1-1に追いついた。

 さらに後半29分には追加点。左サイドへ開いたFWソン・イニョンが中央へ折り返す。味方につながらず、PA外ゴール正面へ流れたボールへ走り込んだのは、MF根占真伍だった。低い弾道のミドルシュートは鮮やかにゴールへ吸い込まれ、2-1と逆転に成功。6分間のロスタイムも耐え切ると、根占の得点が決勝ゴールとなり、熊本が2-1で勝利した。

 試合後のテレビインタビューで熊本の高木琢也監督はホームでの勝利に「また見に来たいなと思われるようなゲームができるように、これからも頑張って行きたい」と力を込めた。

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