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岡山・植田がハーフウェーライン手前から“超ロングヘディングシュート”

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[10.30 J2第33節 横浜FC0-1岡山 ニッパ球]

 ファジアーノ岡山はDF植田龍仁朗の“超ロングヘディングシュート”で横浜FCに1-0で競り勝った。岡山は3試合ぶりの勝ち点3で、4戦負けなし(2勝2分)。横浜FCは泥沼の11戦勝ちなし(3分8敗)となった。

 決勝点は“まさか”だった。0-0で迎えた後半24分、横浜FCのGK関憲太郎がゴールキックを蹴ると、ハーフウェーラインを少し越えたところで岡山のDF植田が頭で跳ね返す。大きくゴール方向へ飛んでいったボールはGKの目前でワンバウンド。雨に濡れたピッチで大きく弾んだボールは、前に出てきていた関の頭上を越え、転々とゴールマウスへ。必死にかき出そうとした関の手も届かず、そのままゴールラインを越えた。

 “推定飛距離”約58mの超ロングヘディングシュート。茫然とする横浜FCの選手に対し、植田ら岡山の選手は戸惑いながらもゴールを喜ぶ。結局、これが決勝点に。「前半はそんなに濡れてなかったけど、後半はスリッピーで、そのおかげであの得点につながったと思う」。6月4日の北九州戦(3-0)以来となる今季2点目に照れ笑いを浮かべた植田。岡山の影山雅永監督は試合後のインタビューで「できたら崩して、きれいなゴールを決めたいけど、あれはあれで素晴らしいヘディングシュート。こういうピッチ状況では何があるか分からないし、得てしてああいうのがゴールになる。もちろん、ラッキーな面もあった」と、前代未聞の“スーパーゴール”に驚きを隠さなかった。

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