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横浜FMが逆転勝利で6戦ぶり白星!!大卒ルーキー森谷のJ初ゴールが決勝点

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[11.3 J1第31節 甲府1-2横浜FM 中銀スタ]

 ACL出場圏内の3位を目指す4位横浜F・マリノスは甲府に2-1の逆転勝利を収めた。今節がJリーグ出場2試合目の筑波大出身ルーキーMF森谷賢太郎のJ初ゴールが決勝点。9月10日の福岡戦(1-0)以来、実に6試合ぶりの白星獲得となったが、3位・名古屋も今節で勝ち点3を上乗せしたため、その差は勝ち点7差のままとなっている。

 試合後のインタビューで「試合に出たら何かやってやろうと思っていた」と話した大卒ルーキー渾身のシュートがチームに勝利をもたらした。先制点を奪われるも1点を返し、1-1で迎えた後半44分だった。右サイドからFW小野裕二がドリブル突破を仕掛けると、DFダニエルにボールを奪われ、ゴールライン際で体を前に入れられた。小野はダニエルにブロックされる形でボールは転々とゴールラインを割ろうとしていたが、DF栗原勇蔵が背後から詰めてボールを奪取。慌ててGK荒谷弘樹が飛び出してきたが、栗原がマイナスに戻し、走りこんでいた森谷が冷静に右足シュートを決めた。

 森谷のゴールが決勝点となり、横浜FMが2-1の勝利を収めた。しかし、J初ゴールを決めたルーキーは「きょう結果を出したからといって、次もメンバーに入れるとは限らない。また練習からアピールして頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

 この日は指揮官の采配が的中。6戦ぶりの勝ち点3が舞い込んだ。後半22分にFWハーフナー・マイクに決められて、痛恨の失点。それでも後半41分、MF中村俊輔の右クロスにFW大黒将志が頭で合わせ、1-1に追いついた。そして終了間際の44分に途中出場の小野を起点に、こちらも後半25分から途中出場していた森谷が決勝弾。試合後のインタビューで木村和司監督は「ああやって途中で出た選手が結果を出してくれると助かる」と笑顔。「一番欲しかった勝ち点3が取れて、今もロッカールームはいい雰囲気だった。本当に勝ち点3が欲しかったから」と話していた。

 今季も残りは3試合となり、3位・名古屋との勝ち点差は7差。次節は名古屋との直接対決だ。勝ち点3を奪い取り、その差を縮めたいところ。しかし、この日受けた警告でDF中澤佑二が出場停止となる。指揮官は「言いたくはないがチームとしては、かなり痛い」と厳しい表情を浮かべていた。

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