beacon

ナビスコ杯決勝の疲労拭えず…鹿島は公式戦7試合ぶりの黒星

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.3 J1第31節 G大阪1-0鹿島 万博]

 激闘の疲労は拭えなかった。ナビスコ杯を制した鹿島アントラーズは公式戦7試合ぶりの敗戦を喫した。延長戦の末、浦和を下し、史上最多4度目の優勝を飾ったナビスコ杯決勝から中4日。タイトルを獲った勢いそのままに立ち上がりからチャンスをつくったが、決め手を欠き、後半はガクッと運動量が落ちた。

 前半8分、MF野沢拓也の右CKにMFフェリペ・ガブリエルが頭で合わせたが、GKが好セーブ。同23分には、ナビスコ杯決勝で決勝点を決めたFW大迫勇也の右足ミドルがポストに弾かれた。MF青木剛を出場停止で欠き、本来はSBのDF新井場徹がCBに入った最終ラインも粘り強くG大阪の攻撃をしのいでいたが、後半12分にカウンターから失点。同29分、DF西大伍が2枚目のイエローカードで退場し、万事休した。

 オリヴェイラ監督は試合後のインタビューで「疲労の影響はいろんな部分にあった。プレーの質、運動量の質が落ちたところはいくつかあった」と認める。「我々は一つでも上の順位を目指してやっている。3連勝を狙っていきたい」。上位勢がそろって勝ったため4位以内の可能性も消滅したが、カップ戦王者として残り3戦全勝、さらにはACL出場権の懸かる天皇杯につなげていく。

TOP