beacon

2点リードを3分で失った清水、降格の決まった福岡とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.3 J1第31節 福岡2-2清水 レベスタ]

 清水エスパルスは2点リードを守り切れず、すでにJ2降格の決まっている福岡と2-2で引き分けた。これで6試合負けなし(3勝3分)となったが、悔やまれる勝ち点1で、順位は7位のまま変わらなかった。

 前半からピンチの連続だった。降格が確定し、プレッシャーのなくなった福岡の攻勢にさらされる。それでも相手の決定力不足に助けられ、0-0のまま後半に折り返すと、後半16分、MFフレドリック・ユングベリのシュートがPA内で相手のハンドを誘い、PKを獲得。これをDF岩下敬輔が落ち着いて決め、劣勢の清水が先制に成功した。

 さらに3分後の後半19分、ゴール前でのFKのチャンスにDFボスナーが左足で直接狙うと、弾丸シュートが壁の間を抜け、GKの手を弾いてゴールネットを揺らした。

 連続ゴールであっという間に2-0。このまま逃げ切り態勢に入るかと思われたが、後半21分に1点差に追い上げられると、同23分に2失点目。わずか3分間で2点のリードを失った。

 クラブによると、ゴトビ監督は「先制点を奪えればゲームをコントロールできると考えていたし、そのとおりになった。そして2点目も奪い、完全に我々がゲームコントロールできると思った。しかし、変な失点の仕方をしてしまい、2-1になってスタジアム全体が生き返り、その興奮のまま2-2にされてしまった」と振り返った。

 完全に勢い付いた福岡にその後も決定機をつくられたが、後半32分のMF松浦拓弥のシュートは日本代表GK山本海人がビッグセーブ。シュート数でも10本対17本という苦しい展開の中、何とか勝ち越しゴールは許さず、勝ち点1を分け合った。

TOP