[11.16 天皇杯3回戦 横浜FM3-0栃木 ニッパ球]

　横浜F・マリノスは栃木SCに3-0で勝利した。FW大黒将志が2得点を決めると、終了間際のロスタイムにはMF中村俊輔が直接FKを決めてダメ押し弾。12月17日に行われる天皇杯4回戦へ駒を進めた。

　10月12日の天皇杯・カマタマーレ讃岐戦(3-1)から公式戦4戦4発を決めている大黒が2点を決める活躍をみせた。まずは前半33分、左CKに合わせた大黒がヘディングシュート。先制に成功する。相手の追撃を許さずに1-0で迎えた後半35分には追加点。MF兵藤慎剛のシュートのこぼれに大黒が詰めて、左足でシュートを決めた。大黒の公式戦5戦連続ゴールで2-0と差を広げた。

　終了間際のロスタイム4分にはFKを獲得し、リードを広げるチャンスが訪れた。中村が蹴り込んだボールはゴール左隅へ。必死にかき出そうとしたGK柴崎邦博の手を弾いたボールはゴールネットへ吸い込まれた。3-0で試合は終了。横浜FMが3回戦を突破した。

　試合後、クラブによると木村和司監督は「このチームで日本一になりたいという話も試合前のミーティングでしていて、それで選手の気持ちも入って、いいゲームができたと思う」と試合を振り返った。12月17日に行われる4回戦では、かつて横浜FMでプレーし、8月に急性心筋梗塞で亡くなられた元日本代表DF松田直樹さんが所属していたJFL・松本山雅FCと対戦する。

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