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主力温存の浦和が原の2得点で東京Vに競り勝つ

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[11.16 天皇杯3回戦 浦和2-1東京V 埼玉]

 主力を大量に温存した浦和レッズがMF原一樹の2得点で東京ヴェルディに2-1で競り勝ち、4回戦進出を決めた。

 熾烈なJ1残留争いを繰り広げている浦和は19日のJ1仙台戦を見据え、主力の多くを温存した。日本代表FW原口元気が不在のほか、GK加藤順大、DF永田充、DF平川忠亮、MF鈴木啓太、MF梅崎司、MF柏木陽介、FWエスクデロ・セルヒオがメンバー外。ユース所属のMF矢島慎也がプロ公式戦初出場初先発を飾り、後半19分からは同じくユース所属で高校2年生のDF西袋裕太が途中出場し、プロ公式戦初出場を果たした。

 普段出番の少ない選手や若手選手主体で臨んだ一戦で、存在感を発揮したのが原だった。0-0で迎えた後半11分、ドリブル突破から先制点。同19分にはMFアポジに同点ゴールを許し、1-1に追い付かれたが、試合終了間際の同41分、原が今度は直接FKを叩き込み、決勝点を奪った。

 今季、清水から加入した原だが、いまだリーグ戦では無得点。それでも天皇杯では10月12日の2回戦・宮崎産業経営大(4-1)での1得点に続き2戦3発と、存在をアピールしている。

 残り3試合となったリーグ戦は、降格圏の16位甲府と勝ち点2差の15位。J1残留へ負けられない試合が続いている。チームの総合力が問われる残留争い。主力の温存に加え、若手の奮闘や新戦力の台頭といった収穫も手にし、まずはリーグ戦残り3試合にすべてを懸ける。


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