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C大阪は3発勝利、ゴールの杉本は退任のクルピ監督へ「天皇杯では優勝して送り出したい」

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[11.16 天皇杯3回戦 C大阪3-0岡山 金鳥スタ]

 セレッソ大阪ファジアーノ岡山にFW播戸竜二の2得点とFW杉本健勇のゴールで3-0で勝利した。この日は07年5月から指揮を執るレヴィー・クルピ監督の今季限りでの退任も発表。クラブによるとゴールを決めた杉本は「去年から(クルピ監督と)一緒にやってきて、いろいろなことを言ってもらった。でも、こういうことはサッカーにはつきものなので、天皇杯では優勝して送り出したい」と指揮官の花道を飾ることを誓った。

 日本代表FW清武弘嗣を欠く攻撃陣は、なかなか決定的なチャンスをつくれず。前半をスコアレスで終えた。後半開始と同時にMF村田和哉と播戸を投入。「チームとして機能していなかったという部分があったので交代を決断した。村田は非常にスピードのある選手ですし、播戸は経験があるしボールをしっかりキープでき、フィニッシュに絡める」という指揮官の期待に2人が応えた。

 まずは後半7分、村田のパスから播戸がシュートを放ち、待望の先制点を決める。終了間際のロスタイム2分には杉本が追加点。1分後には再び村田のパスから播戸がシュートを決めてみせた。攻撃陣の踏ん張りに守備陣も応えて、完封を達成。3-0の勝利を飾った。

 12月17日の4回戦では仙台と対戦することになった。退任を決めたクルピ監督は「天皇杯のタイトルを取ることは簡単ではありませんが、この5シーズンの集大成として、セレッソ初のタイトルを獲得できるよう全力を尽くします」とコメント。5シーズンに渡り、チームを率いた指揮官の花道を飾るためにも、元日決戦へ駒を進め、クラブ初のタイトル獲得を果たしたい。

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