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F東京が貫禄の5得点大勝!!1年でのJ1復帰を達成

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[11.19 J2第36節 鳥取1-5F東京 とりスタ]

 FC東京が1年でJ1復帰!! 首位・F東京は敵地でガイナーレ鳥取と対戦し、5-1で圧勝した。今季2試合を残し、4位・札幌との勝ち点差は暫定ながら12差に開くと、昇格圏の3位以内が決定。来季のJ1昇格を決めた。

 試合後のインタビューでF東京の大熊清監督は「スポンサーの方々の支援や、クラブの社員の方、スタッフや選手はもちろん、こういうアウェーをホームの雰囲気をつくってくれたサポーター。どれが欠けても昇格はできなかったと思います。本当にみんなで喜びたいし、そのためにも優勝するために残りの試合を頑張りたい」とコメント。J1復帰にも表情を緩めることなく「まだ試合はあるので、何よりも残り2試合を頑張らないといけない」と力を込めた。インタビュー後、大熊監督は選手やスタッフの手で胴上げされ、満面の笑顔で宙を舞った。

 F東京は日本代表から戻ってきたDF今野泰幸が先発出場。GK権田修一がU-22日本代表で不在のため、ゴールマウスはGK塩田仁史が守った。またここ2試合では先発出場を果たしていたMF石川直宏だったが、体調不良のためにメンバーを外れた。

 前半23分にDF森重真人が直接FKを沈め、先制点を奪った。ゴール正面でのFK、右足で放たれたボールは壁の右横をすり抜け、ゴール右隅へ吸い込まれた。GK小針清允も動けない鮮やかな一撃。F東京が先制に成功した。同34分には右クロスに飛び込んだフリーのFWルーカスがヘディングシュート。GKに阻まれたが、跳ね返りを再び頭で押し込む。しかし、DF水本勝成にクリアされた。追加点は奪えずに1-0で前半を折り返した。

 後半に入るとF東京が怒涛のゴールラッシュをみせた。後半6分には、FW羽生直剛が右サイドから中央へ切れ込む。技ありの浮き球パスをゴール正面で受けたのはルーカスだった。トラップでボールがぶれるも、目の前のDF4枚の間をぬって、右足シュート。今季8点目をゴールネットを揺らした。

 2点のリードを奪ったF東京だが、攻撃の手を緩めずに果敢に攻める。後半17分にはMF田邉草民に代えて、FW鈴木達也を投入。同22分には、ルーカスに代えて、FWロベルト・セザーをピッチへ送った。すると同25分、左サイドから中央へ切れ込んでいったセザーが中央のMF谷澤達也へパス。PA外の谷澤が右足ダイレクトで放ったシュートはゴールネットへ突き刺さった。谷澤が両手でサポーターを煽り、F東京ゴール裏の盛り上がりは最高潮へ。

 さらに後半35分には、途中出場の鈴木が起用に応える。左サイドを抜け出すと持ち味のスピードに乗ってドリブル突破。PA内へ切れ込むと左足を振りぬいた。GKの手の先をかすめ、ボールはゴールへ吸い込まれた。4-0と大量得点に成功した。同40分にはDF森英次郎に左クロスを許し、MF岡野雅行につながれると、最後はFW福井理人にシュートを決められた。

 それでも終了間際のロスタイム2分には、途中出場のMF上里一将がこぼれ球を押し込んだ。上里のJ初ゴールで5-1となると、そのまま試合は終了。F東京が白星を飾り、1年でのJ1昇格を決めた。

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