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広島は2度のリードを生かせず、川崎Fに逆転負け

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[11.19 J1第32節 広島2-3川崎F 広島ビ]

 サンフレッチェ広島は2度のリードを生かせずに、川崎Fに2-3の逆転負けを喫した。今季限りでの退任が決まったペトロヴィッチ監督のためにも、勝利の欲しい一戦だったが勝つことはできなかった。

 前半10分、左サイド後方からのパスに抜け出したMF高萩洋次郎が冷静に左足シュートを決め、先制に成功した。しかし前半終了間際のロスタイム3分、左サイドから押し込まれると、最後はFW小林悠にシュートを決められ、1-1で前半を折り返した。

 しかし後半22分、この日2度目のリードに成功する。右サイド遠目の位置から高萩のFK、二アサイドのMF森脇良太がヘディングシュートを放つがクロスバーを叩く。それでも執念をみせた森脇が自ら詰めて、右足でシュート。2-1と川崎Fを突き放した。今季初ゴールを決めた森脇は、退任が発表されたばかりの指揮官の元へ一目散に駆け寄るとゴールを喜んだ。

 この得点を守りきりたいところだったが、まさかの展開が待っていた。後半39分に右CKからのセットプレーをMF横山知伸に決められて失点。同点に追いつかれると、さらに終了間際のロスタイム1分には、FW矢島卓郎にシュートを決められ、ついに逆転されてしまった。2-3のままに試合は終了。公式戦5戦勝ちなし(2分3敗)となってしまった。

 クラブによると試合後、ペトロヴィッチ監督は「今日も選手は素晴らしいサッカーを展開してくれた。次の新しい監督が、チームのいいところを残して、修正できなかったところを修正してくれれば、本当に素晴らしいチームになるだろう」とコメント。敗戦にも前を向き、「負けてしまったが、選手たちはよく戦い、素晴らしいプレーをしてくれた。ケガを抱えた選手や疲労のたまっている選手もいたが、素晴らしいプレーを見せてくれたと思う」と選手たちを称えた。

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