beacon

横浜FCは藤田のゴールを守りきり、熊本下す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.20 J2第36節 熊本0-1横浜FC 熊本]

 前節の湘南戦(3-2)で実に13試合ぶりの白星を手に入れた横浜FCは敵地でロアッソ熊本に1-0で勝利した。前半33分にMF藤田祥史が決めたゴールを守りきると、連勝を飾った。完封勝利は8月27日の草津戦(2-0)以来、14試合ぶりのことになった。

 横浜FCにとっては、中盤の要であるMF高地系治が出場停止という痛い一戦。それでも総力戦で藤田が決めた1点を守りきり、連勝を飾った。前半33分、センターライン付近からのスルーパスに藤田が抜け出すと、PA内正面からドリブルで切れ込み、冷静に左足シュートを決めた。その後は熊本に押し込まれる場面もあったが、なんとか守りきる。終了間際の後半45分には、2種登録の18歳MF小野瀬康介を投入。藤田のゴールで逃げ切った横浜FCが勝利を飾った。

 横浜FCの岸野靖之監督は試合後のインタビューで「先週の逆転勝利の前から、テーマを絞ってキツいトレーニングをやってきた。疲れがあるかなと思ったが、その結果が出たと思う。残り2試合しかないなかで選手たちが頑張ってくれた」と選手を称え、「次はホーム最終戦なので勝ちたいと思う」と意気込んだ。

 対する熊本は今節の敗戦で今季最多の4連敗を喫した。FW大迫希やFWファビオを起点に攻め込むが1点が奪えず。右クロスから大迫がダイレクトで放ったシュートはクロスバー上方へ外れ、あと一歩の場面で精度を欠いた。攻撃陣の不振が続き、ここ4試合では、わずか1点しか得点が取れていない。今季の残り2試合は、岡山と2位鳥栖との対戦が控えている。なんとか来季につながる試合をみせたい。

TOP