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横浜FMは3失点完敗も、4位をキープ

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[11.26 J1第33節 川崎F3-0横浜FM 等々力]

 4位横浜F・マリノスは川崎Fに0-3の完敗を喫し、名古屋戦(1-2)に続く連敗となった。幸い、勝ち点2差の5位・仙台もこの日の試合で敗れているため、順位は変わらずに4位をキープすることに成功。天皇杯で優勝すれば、ACL出場権獲得となるものの、リーグ戦で4位を死守すれば、J1優勝チームが天皇杯も優勝した場合、ACL出場権が舞い込むことになる。

 前半からチャンスをつくったのは横浜FMだった。MF中村俊輔を起点に立て続けにチャンスを演出。前半23分には中村のパスにPA内へ抜け出したFW谷口博之がシュートを放つ。しかし枠を捉えることはできない。2分後の同25分には、中村のスルーパスにFW大黒将志が抜け出し、右足シュート。これはGKに止められた。0-0のままに前半を折り返した。

 しかし後半に入ると、まさかの展開が待っていた。出場停止明けのDF中澤佑二を擁する守備陣が川崎Fの攻撃に耐え切ることができず。後半4分、右サイドからMF田坂祐介に押し込まれ、クロスを入れられると、これがオウンゴールにつながり、失点。1点を追う展開となった。その後はDF金井貢史の左クロスがポストを叩くシーンもあったが、1点が奪えない。すると、同32分には中央から押し込まれ、最後はFWジュニーニョに決められてしまう。0-2と差を広げられた。

 なんとか1点を返したい横浜FMだったが、後半39分にはダメ押し弾を許してしまった。相手陣内でのルーズボールを右サイドで中澤が競り合うが、これを田坂に奪われてしまう。カウンターを受けると、ジュニーニョに決められ、0-3。そのまま試合は終了し、零封負けを喫した。

 最終節では4位の座を死守するべく、鹿島と対戦する。最近8試合では1勝2分5敗という失速ぶりをみせているが、自らこの流れを断ち切り、3戦ぶりの勝利を手にしたいところだ。

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