beacon

昇格争いも最終節へ、札幌が前節の悪夢払拭しJ1復帰へ望みつなぐ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.26 J2第37節 湘南0-2札幌 平塚]

 4位コンサドーレ札幌がJ1復帰に望みをつないだ。前節・草津戦(1-2)は後半45分からの2失点で悪夢の逆転負け。負ければ明日27日の徳島対鳥栖の結果次第で昇格の可能性が消え、勝てば昇格争いは最終節までもつれる。「崖っ縁だったので。勝たないと望みが少なくなる。勝てて良かった」。そう安堵の表情を見せたMF古田寛幸の先制点などで湘南ベルマーレに2-0で快勝。土俵際で踏みとどまった。

 0-0で折り返した後半、札幌が徐々に攻撃の圧力を強める。後半6分、DF高木純平の右クロスのこぼれ球をFWジオゴがヘディングシュート。これはGKにキャッチされたが、同16分、波状攻撃から均衡を破った。

 PA内右でMF内村圭宏が粘り、こぼれ球を拾ったMF砂川誠が右サイドから折り返す。ゴール正面でボールをキープしたFW近藤祐介がマークを引き付け、左サイドにラストパス。フリーで走り込んだ古田が左足を振り抜き、ゴールマウスに叩き込んだ。

 一気に攻勢に出る札幌。後半19分の砂川、同23分の内村のシュートはいずれもGKの好セーブに阻まれたが、同38分、左サイドから中に切れ込んだ近藤が右サイドにスルーパス。フリーのMF宮澤裕樹が右足でゴールに流し込み、2-0と試合を決定付けた。

 2位鳥栖と3位徳島の直接対決が明日27日に控えているが、勝ち点を65に伸ばした札幌は暫定で鳥栖、徳島に並んだ。明日の徳島対鳥栖が引き分けに終われば、勝ち点1差に3チームがひしめく大混戦となり、どちらかが勝てば、負けたチームは札幌と同勝ち点で最終節に臨む。残り2つの昇格枠をめぐる3チームによる熾烈な昇格争い。12月3日の最終節でF東京をホームに迎える札幌の古田は「ラスト2連勝すれば(J1に)上がれるとみんな信じている。次のF東京戦もしっかり勝って、J1昇格を果たしたい」と誓っていた。

TOP