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柏・田中が2試合連続でゴールを演出、「点に絡めるようになってきた」

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[11.26 J1第33節 柏1-1C大阪 柏]
 柏レイソルのFW田中順也が途中出場で、勝ち点1につながるMFレアンドロ・ドミンゲスの1-1同点弾をアシストした。後半20分、右サイドのスローインをDF増嶋竜也がヘディングで中に入れると、PA内右で受けた田中が後方にダイレクトパス。背番号「10」の一発を導いた。
「点に絡めるようになってきた。あの場面は、落とさなくて自分で(シュートまで)いっても良かったけど、ああいうつなげるプレーは大事。味方が点を取ってくれればいいので」
 今季、チーム2位のリーグ戦13得点を決めているが、3試合連続でスタメンから外れた。だが、前節20日の清水戦でも、後半33分から途中出場して同40分のMFレアンドロ・ドミンゲスの2-1逆転弾の起点となった。2試合連続で大きな仕事を果たした。
 ネルシーニョ監督も「彼は信頼する若手だ。途中から入れる時はチームの特徴を変えるという役割で入れているが、彼はそれに応えてくれる」と田中の働きを讃えた。本人は当然、スタメンで試合に出ることを一番に考えているが、今はチームの優勝のために与えられた時間で全力を尽くす構えだ。
「勝ち点1は大きい。負けていれば(名古屋に)抜かれていたので。負けたら他力になっていたけど、次、勝てば優勝できる。ほんとに大きい。コンディションはいいので、次も頑張りたい」と田中。言葉通り、今は調子が上がっているため、最終節の浦和戦(埼玉ス)は先発復帰する可能性もある。いずれにせよ、優勝に向けて背番号「18」の活躍は必要になる。
(取材・文 近藤安弘)

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