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10人の清水は鹿島の猛攻に耐え切れず今季2度目の連敗

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[11.26 J1第33節 鹿島3-0清水 カシマ]

 清水エスパルスはアウェーで鹿島に0-3の完敗を喫し、2連敗となった。前半は0-0で折り返したが、先制された直後の後半13分にDF山本真希がこの日2枚目のイエローカードで退場。数的不利に立たされると、鹿島の猛攻に耐え切れず、失点を重ねた。

 出鼻をくじかれた。前半2分、CKからパスをつなぎ、FWアレックスのワンタッチパスから逆サイドのFW高原直泰がシュート。鮮やかにゴールネットを揺らした。しかし、副審の旗が上がり、オフサイドの判定。鹿島DFアレックスが残っているように見えたが、判定は覆らず、ゴールは認められなかった。「いいゴールを取り消されて難しくなった」。試合後、アフシン・ゴトビ監督が語ったとおり、幻の先制点が響き、徐々に鹿島に押し込まれていった。

 何とか前半を0-0で折り返し、後半は激しいプレスからリズムを取り戻そうとしたが、これが裏目に出た。後半5分、MFフェリペ・ガブリエルに先制点を奪われると、後半13分に左SBで先発していた山本真がMF野沢拓也を倒してしまい、この日2枚目の警告を受け、退場してしまう。10人となった清水は防戦一方。後半24分、28分と立て続けに失点し、反撃のチャンスもつくることができずに試合終了を迎えた。

 アンカーとしてチームを支えるMFカルフィン・ヨン・ア・ピンの出場停止も響き、11試合ぶりとなる1試合3失点。前節・柏戦(1-2)で7試合ぶりの黒星を喫し、ここで立て直したいところだったが、今季2度目の連敗となってしまった。12月3日の最終節では、優勝争いを繰り広げる3位G大阪をホームに迎える。「我々のファンの前で、勝利で終えたい」とゴトビ監督。ホーム最終戦で連敗を止め、天皇杯につなげるつもりだ。

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