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ルールダービーで香川対内田の日本人対決!!ドルトムントは暫定首位に浮上

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 ブンデスリーガは26日、第14節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでDF内田篤人の所属するシャルケ04と対戦した。2位・4位対決となった注目の「ルール・ダービー」はドルトムントが2-0の完勝をおさめた。5試合ぶりのベンチスタートとなった香川は後半33分から途中出場。内田は右SBで2試合連続の先発フル出場を果たし、ドイツで初めて「香川vs内田」の日本人対決が実現した。

 23日の欧州CL・アーセナル戦で負傷したMFベンダーを欠くドルトムントは連戦を考慮し、香川、MFグロスクロイツをベンチに温存。FWバリオスが1トップで今季初先発となり、FWレワンドフスキをトップ下で起用した。

 メンバーの入れ替わったドルトムントだが、ホームの後押しを受け、立ち上がりから試合を優勢に運んだ。前半7分、右サイドをオーバーラップしたDFビシュチェクからパスを受けたMFブラスチコフスキのミドルシュートはゴール上に外れたが、同16分、セットプレーから均衡を破る。右サイドからのFK。DFシュメルツァーのクロスに合わせたレワンドフスキのヘディングシュートはGKの手を弾き、ゴールネットを揺らした。

 先制に成功したドルトムントは前半29分にもブラスチコフスキの右クロスからこぼれ球をMFゲッツェが右足でシュート。決定的な場面だったが、ボールはGKの手をかすめ、ゴールラインぎりぎりでDFマティプがクリアした。

 1点ビハインドで前半を折り返したシャルケは何とか反撃の糸口を見つけたいが、内田も対面のゲッツェに主導権を握られ、なかなか攻撃参加を見せられない。後半19分にはゲッツェに対する後方からのタックルでイエローカードを受けるなど後手を踏んだ。

 ドルトムントはゲームをコントロールし、時計を進める。後半16分にはCKのセカンドボールをもう一度つなぎ、DFフンメルスが頭で折り返したボールをバリオスがシュート。GKが鋭い反応で弾いたが、こぼれ球をDFサンタナが右足で流し込み、2-0とリードを広げた。

 後半33分にはバリオスに代わって香川が登場。トップ下に入ると、ゲッツェとの連係から追加点のチャンスをうかがう。後半ロスタイムには香川のパスからピシュチェクが右サイドを駆け上がり、折り返しにレワンドフスキが合わせる決定機を演出したが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 そのまま2-0で試合終了。3連勝のドルトムントは8戦負けなし(7勝1分)とし、明日27日に試合を控えるバイエルンを抜いて暫定首位に浮上した。一方のシャルケは5試合ぶりの黒星となった。

[写真]ルールダービーに完勝し、香川真司(左)がピシュチェクと喜ぶ


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