[11.27 J2第37節 横浜FC1-2京都 ニッパ球]

　京都サンガF.C.が横浜FCに2-1で勝利した。終了間際の4分間で圧巻の逆転劇。後半45分にFW久保裕也のゴールで追いつくと、ロスタイム4分にMF工藤浩平が決勝弾を決めてみせた。

　ラスト4分間での猛攻が実を結んだ。0-1で追う後半45分、MF中村充孝が右サイドへ走り込んだDF安藤淳へパス。安藤のクロスをファーサイドのFW宮吉拓実が折り返し、最後はゴール前の久保が右足で叩き込んだ。久保の今季10点目で1-1に追いついた京都の勢いは止まらない。

　終了間際のロスタイム4分、中央からパスをつなぎ、崩しにかかると、PA外左から工藤が迷わずに右足シュート。ミドルシュートを沈め、2-1と逆転に成功。そのまま試合は終了し、京都が2戦ぶりの白星を手に入れた。

　一方、横浜FCは逆転負けで連勝を2でストップさせた。前半24分にDF森本良の左クロスをファーサイドのMF難波宏明が押し込み、先制点を決める。しかしこのリードを守りきることはできず。終盤に2失点。まさかの結果となってしまった。試合後、ホーム最終戦セレモニーで横浜FCの岸野靖之監督は「必ずこのチームを強いチームにするという形で責任を取ります」とサポーターへ向けて誓った。