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内村2発!!札幌がF東京に競り勝ち、4年ぶりのJ1昇格果たす

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[12.3 J2第38節 札幌2-1F東京 札幌ド]

 39,243人の大観衆の前でコンサドーレ札幌が4年ぶりのJ1昇格を決めた。3位・札幌がすでにJ2優勝を飾ったF東京にFW内村圭宏の2得点で2-1で勝利。ホーム最終戦を白星で飾った。この日の試合で勝ち点65で並ぶ4位・徳島が岡山に敗れたため、3位が確定。J1昇格が決まった。

 最終節での大一番。勝利の立役者となったのは、今季、愛媛から「札幌をJ1に昇格させる」と移籍してきた内村だった。まずは前半40分、札幌が左サイドから圧巻のパスワークで先制点を奪う。センターライン付近でDF岩沼俊介がボール奪取。内村、砂川とワンタッチで縦へつなぐ。最後は左サイドゴールライン際からMF古田寛幸が絶妙なクロス。これをゴール正面へ走り込んでいた内村が、GKとDFの間から右足で押し込んだ。1-0と先制に成功した。

 さらに前半終了間際のロスタイム5分、FW近藤祐介が右サイドからドリブル突破。PA内でパスを受けた内村がワンタッチでDFをかわし、右足シュート。2点差にリードを広げた。前半を2-0で折り返す。後半に入り、F東京の猛攻を受けるが守備陣が身体を張ってクリア。セットプレーからピンチの場面はGK李昊乗が止めてみせた。後半35分には失点を喫したものの、追いつかれずに2-1で試合は終了。勝ち点を68に伸ばすと、4年ぶりのJ1昇格が決まった。

 試合終了後、徳島の試合結果(岡山に0-1)を聞いた選手たちは、次々と両手を高く突き上げてガッツポーズ。主将を務めるMF河合竜二や近藤は歓喜の涙を流していた。2点を決めた内村は「絶対に負けられない試合だったので、勝ってホッとしている」とコメント。「あまりドキドキしないタイプなのに、きょうはドキドキしていた。きょうでまた成長できたと思う」と笑顔をみせた。

 また、石崎信弘監督は「これだけたくさんのお客さんが入って、超満員になって嬉しい。選手たちが先発メンバーだけでなく、サブ、メンバー外の選手たちもひとつになって戦えた結果だと思う」と微笑んだ。

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