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横浜FMは鹿島とドローで5位転落…

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[12.3 J1第34節 横浜FM1-1鹿島 日産ス]

 4位横浜F・マリノスは日産スタジアムで鹿島アントラーズと対戦し、1-1で引き分けた。勝ち点2差で下回る5位・仙台が勝利したため、勝ち点56で並ばれると、得失点12差でかわされ、今シーズンを5位で終えることとなった。4位をキープすれば、天皇杯の結果次第でACL出場権が舞い込んでくる可能性もあったが、5位へ転落したため、ACL出場権を手にするためには自力で天皇杯のタイトルを獲るしかなくなった。

 勝てば4位となる一戦。来季のACL出場に望みをつなげるため、なんとしても勝利が必須だった。しかし、立ち上がりから試合巧者・鹿島の攻撃に翻ろうされる。MF柴崎岳のミドルシュートがポストを叩くなど、攻め込まれる時間が続いた。

 失点シーンの前半32分もFW大迫勇也とFW興梠慎三のワンツーで崩され、GK飯倉大樹が1度は大迫のシュートを弾くも、こぼれ球を大迫に押し込まれた。その後のピンチもDF中澤佑二とDF青山直晃の両CBを中心になんとか守り抜いて前半を折り返した。

 後半は木村和司監督の「あせらずしっかり繋ぐ」という指示のもと、MF中村俊輔を中心に鹿島DFを崩しにかかり、なんとか得点のチャンスを伺う。実ったのは後半21分。左サイドで得たFKを中村が絶妙なセンタリングを放り込み、最後はFW大黒将志がバックヘッドで合わせ、なんとか同点に持ち込んだ。しかし逆転ゴールは奪えずに1-1で試合は終了した。

 今年は首位にも立ち、中盤戦まで柏、名古屋、G大阪と4強に数えられたが、その後に失速。最後は仙台にもかわされ、5位に沈んだ。来季のACL出場権は天皇杯で優勝し、自力で獲得するしかなくなった。試合後のセレモニーで挨拶を行った木村監督にはブーイングが飛んでいた。

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