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愛媛は今季最多の4発で締める、天皇杯では浦和撃破へ

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[12.3 J2第38節 鳥取2-4愛媛 とりスタ]

 愛媛FCがFW齋藤学の2得点などでガイナーレ鳥取に4-2で勝利した。今季限りでの退団が発表されたDF池田昇平もゴールを決め、今季最多の4点を沈めると、9月11日の横浜FC戦(1-0)以来、実に14試合ぶりの白星を獲得した。

 前半6分、鳥取のFW福井理人に先制点を奪われる。しかし失点から6分後、MF大山俊輔がPA右から右足シュートを決めて、1-1に追いついた。さらに同33分、齋藤が逆転弾を決める。大山や齋藤がワンタッチでパスをつなぎ、PA左から中央へ崩しにかかる。流れるような鮮やかなパスワークから、最後は齋藤が右足シュートを突き刺した。前半を2-1で折り返した。

 後半に入っても愛媛の勢いは止まらない。後半9分、前線でボールを奪った齋藤が相手DFとGKを振り切りながらシュートを沈め、2点差に広げた。さらに後半16分には、ダメ押しの4点目。PA外右から大山のFKに池田が頭で合わせ、シュートを決めた。同24分にはDF丁東浩にゴールを許し、4-2に詰め寄られたが、逃げ切った愛媛が勝利。実に83日ぶりの勝ち点3を手に入れた。

 試合後、2点を決めた齋藤は「天皇杯も残っているので気持ちを落とさないでみんなで戦いたい。一日も長く、このメンバーで戦いたいと思う」とコメント。この日の試合でキャプテンマークを巻いたルーキーMF前野貴徳は「天皇杯があるので2週間いい準備をしてジャイアントキリングを起こすつもりでトレーニングを続けたい」と17日の天皇杯・浦和戦へ力を込めた。

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