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[クラブW杯]被シュート2本でボール支配率72%、バルサが5バックこじ開ける

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[12.15 クラブW杯準決勝 アルサッド0-4バルセロナ 横浜]

 どんなに守備を固められても関係ない。ボール支配率72%の圧倒的なポゼッションで5バックを敷くアルサッドを自陣に釘づけにしたバルセロナは着実に得点を重ねていった。

「相手は守備ゾーンに9人ぐらいいた。守備陣にあれだけの人数がいると、こじ開けるのは難しい」。グアルディオラ監督が認めたように、立ち上がりは高い集中力を保つアルサッド守備陣を攻めあぐねたが、前半25分、相手の一つのミスを逃さず、先制点を奪うと、あとは余裕の試合運びだった。

 MFマスチェラーノは「前半の20分、25分ぐらいまではスペースを見つけるのが難しく、簡単な試合ではなかった。先制点を取ってからはスペースが生まれ、いい攻撃ができるようになった。そして2点目を取り、試合を決定付けることができた」と振り返る。終わってみればシュート数は19対2。後半の被シュートはゼロ。アジア王者に付け入る隙さえ与えなかった。

 18日の決勝ではサントス(ブラジル)と対戦する。アルゼンチン代表のマスチェラーノはブラジルのクラブチームと対戦することを聞かれ、「特別なことはない」と即答。「とにかく決勝で勝ちたいだけだ。新たなトロフィーを勝ち取りたい」と力強く決意を語った。

(取材・文 西山紘平)

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